[シェムリアップ-プノンペン]
翌朝、日の出を見ようと早起きしてジャヤバルマン号のサンデッキへ足を運んだが時すでに遅し、太陽はトンレサップ湖の水平線から顔を出してしまっていた。
しかたなくサンデッキで、湖面をしばらく眺めることにした。
小舟に乗った漁師が昨晩仕掛けた網をとりに日の出の時間から仕事に取り掛かる。
湖面には無数の木の枝が突き出しており、どこからともなく鳥が止まり木として降り立つ。
カンボジアに住むクメール人にとっては当たり前の朝の風景が、日本人の私にはとてもロマンチックに感じた。
午前中コンポンチュナンでカンボジアの市場を見学し、午後にプレックダンという工芸品を作っている小さな村を訪問する。
市場の見学でもそうであったが観光客慣れしていない村人たちはカメラを向ける私たちを笑顔、または恥ずかしそうな表情を見せ、わかるはずもないクメール語でカメラに向かって話しかけてくる。
私はついつい出来上がった工芸品を売りに来た少女から使い道のない小物入れを一つ購入してしまった。
[2010/01/12]